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答えより問いを探して 17歳の特別教室

高橋源一郎さんについて

1959年尾道の生まれ。

『さようなら、ギャングたち』第4回群像新人長篇小説賞優秀作受賞。

『優雅で感傷的な日本野球』で第1回三島由紀夫賞受賞。

『日本文学盛衰史』で第13回伊藤整文学賞受賞。

灘高卒業後、横浜国立大学に入学するも、授業には全部で5回しか出ず

全共闘に参加し除籍、逮捕される。

東京拘置所の体験が元で一種の失語状態になる。

その後、土木作業などの肉体労働を10年ほど行う。

これまでに4回離婚し、5回結婚している。

要約

和歌山県に「きのくに国際高等専修学校」という学校がある。

きのくに子どもの村学園

先生と呼ばれる大人がいない、宿題もテストもない、

一風変わった学校で2日間高橋源一郎が講義した内容が書籍にまとめられる。

1日目・たぶん、読んじゃいなよ!

・ソクラテスもイエスも自分で書いていない、正しい読み方を作らないためだ

・絶対にありえないことは絶対にありえないのか

・自殺をしてもいいのか、この問いに正解はない

2日目・なんとなく、書いちゃいなよ!

・小学校と工場には共通点がある、今の教育の特徴とは

・考えるときの基準は自分しかない

・渋谷109方式、見られることで美人になる

感想

世の中のことを一歩引いて見て、問題点を挙げることが文学とか哲学の

役目の一つであると思っている。

本書もそういう観点で書かれている。

一歩引いてみる人ばかりになっても、世の中成り立たないと思うけど、

やっぱりそういう人たちも必要だと思う。

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