最初の一文
恥の多い生涯を送ってきました。
最初の一文がとてもよい。これでこの本に引き付けられる。
「恥の多い生涯」に読み手の興味がわく。
読点の多さ
異様なまでに読点(、)が多い。
竹一の予言の、一つは当たり、一つは、はずれました。
自分なら、「竹一の予言の一つは当たり、一つははずれました。」にするけど。
「、」が多いことで、語りのたどたどしさを、読み手に意識させる狙いではないか。
また、読点が多いと、テンポが落ちて親近感があるように
読み手は感じられるそうな。
人間失格に共感する人が多い裏側には文章の高度なテクニックがあるっぽい。
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