あらすじ
ファッション事務所ルミ高森で働く礼子は、
同僚の中で唯一の若い男性である正也がボクシングをしていることを知る。
聞けば、正也は新人王決定戦の決勝にまで残っているそうだ。
正也が怪我を負わないか心配になった礼子は後楽園まで試合を見に行くのだが、
そこで戦う正也をみて、ボクシングに魅了される。
正也の世界に挑む夢がいつの間にか自分自身の夢のように思えてきて・・・
感想
正也が打ちこんでいているのが、ボクシングでなかったら、同じ展開になっただろうか?
答えは、否だ。
印象的だった一言
危険なものにこそ、人間は惹かれるんですよ。
正也はボクシングに打ち込むことで、場合によっては再起不能の怪我を負う可能性がある。
ボクサーである正也はもちろん、礼子も危険に引き込まれる。
礼子が親から勘当されながらも、正也を家に引き込んだのは、
心配だからだ。違った意味で危険なものに礼子は惹かれている。