あらすじ
日曜の朝、一週間の疲れをとるべく昼前まで眠り込んでいる男。
目を覚ますと、庭に恐竜がいた。
しかし、恐竜は実体がないようで、触ろうとするとすり抜けていく。
ただいま、新潮文庫の特別カラーで発売中
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感想
読んでいて、以下の分が強く印象に残った。
パノラマの恐竜に対し、子供と奥さんは少し経つとなれてしまい、
日常の食事などに気を配るようになる。
女性や子供は、すぐ環境になれてしまうもののようだな、と彼は思った。それにくらべ、おれのような男性は、原因や理由を知りたがる。
奥さんや子供は、どういう現象で、どういう理由で起こっているかなど考えない。
奥さんは、日常生活にすぐ頭を切り替えるし、子供は純粋に目の前に起こっていることを楽しむ。
例えば、ニュースでもサッカーで日本代表の試合があると、
なぜ勝ったのか、なぜ負けたのかという説明がされているように思える。
人(大人の男性?)は理由を求めるものだなと。
なんでかというと、安心感を得たいだろう。
関連サイト
SFを中心に生涯1000編を超える作品を執筆し、現在も国内外で人気の「ショートショートの神様」星新一の公式サイトです。