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こころ

本屋での立ち読みにて

先日ふらっと入った本屋で、ふらっと文庫コーナーによった。

確か、新潮文庫のコーナーだったかと思うが、

夏目漱石作品の解説本という文庫があり、ぱらぱらと立ち読みした。

たしか、以下の本だったような気がするが、なんか違う気もする。

違っていたらすみません。

芥川賞作家が夏目漱石の著作の読み方を解説するというものだった。

読んでいて、「こころ」はBL(ボーイズラブ)だったんじゃないかという

指摘があり、なるほどなと。

さすが、作家が書く書評は面白い。

触発されて、「こころ」を買って帰ってきた。

ちなみに、あらすじは大体の方が知っていると思うので、ここでは書かない。

決して面倒くさいからではないよ

なぜKは死んだのか

たぶん、こころはみんな教科書で読むんだと思うけど、Kはなぜ自殺したのだろうか。

・親友に裏切られ、人間不信になった

・失恋

・発狂した

・精神的に向上心のない自分に絶望した

上のような理由が、最も無理がなく自然な解釈であると思う。

ただ、BL説に触発されたので、あえてうがった解釈を示してみようと思う。

例え、大多数の夏目漱石ファンの反感を買おうとも。

実は、Kはお母さんが好きだったのだ

まさかの、お嬢さんではなくそのお母さん。

夏目漱石作品は、坊ちゃんと清のように若い男と年上女性の

密接な関係を持つというイメージを持っている。

Kは先生にもすべてを打ち明けることができず、

「恋をしてしまった」ということだけ、先生に打ち明ける。

恋をしてしまった自分を情けない思う気持ちと

しかもその恋の相手が人に言えないような相手だったので

なおさらKは自分が情けなかったのである。

※あくまで個人の感想です。

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