あらすじ
自らも黒人でありながら、黒人奴隷を白人に向けて売りさばいているタマンゴ
ある日、タマンゴは白人船長との商談でしこたまブランデーを飲まされる。
結局、タマンゴはかなり安い値段で奴隷を手放し、
酔った勢いで妻も白人にとられた上、自らも奴隷にされてしまう。
タマンゴは、自らが売り飛ばそうとした黒人たちと同じ部屋に奴隷として
閉じ込められるが、同じ奴隷の黒人たちを説き伏せ、白人への謀反を起こすが・・
感想
時代が時代なのでもろに差別的な表現があり
黒人は腕力はあるが、知能が低いというように書かれている。
実話を元に書かれた話ということで、
当時の人身売買の実態を読み取り資料としても読める。
オセロのように白人と黒人の劣勢が移り変わっていく。