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村上春樹 納屋を焼く

あらすじ

知り合いの結婚パーティで「僕」は広告モデルをしている「彼女」と知り合い、ほどなく付きあい始めた。

パントマイムが趣味の「彼女」には「僕」以外にも複数のボーイ・フレンドがいる。そのうちの1人と「僕」はたまたまあるとき食事をすることになった。大麻と酒の場でのとりとめのないやりとりの途中で、「彼女」の新しい恋人は不意にこんなことを口にする。

「時々納屋を焼くんです」

彼は、実際に納屋へガソリンをかけて火をつけ焼いてしまうのが趣味だという。また近日中に辺りにある納屋を焼く予定だとも。

「僕」は近所にいくつかある納屋を見回るようになったが、

焼け落ちた納屋はしばらくしても見つからなかった。

「彼」と再び会うと、「納屋ですか? もちろん焼きましたよ。

きれいに焼きました」とはっきりと言われてしまう[3]

焼かれた納屋はいまも見つからないが、「僕」はそれから「彼女」の姿を

目にしていない。

感想

これも、そのまま読んでもOK。

納屋を焼くのが趣味な不思議な男、以上。

そのままで世界観として面白い。余計な味付けはしないと。

彼女が消えたことから殺人を暗示する意見もある。

これが一番自然だし、ゾクゾク感もして良い解釈。

もう一つ、解釈できるとしたら、単純に薬でラリっていたと。

僕の自宅で大麻を吸うシーンがあり、現実と幻覚の違いがついていなかったと。

ややつまらないけど、こういう解釈もできる。

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