あらすじ
前ミラノ大公プロスペローとその娘ミランダは陰謀により
国を追い出され無人島で暮らしていた。
その無人島には怪獣キャリバンと妖精エアリエルが住んでいた。
エアリエルは不思議な力を使うことができた。
プロスペローは、キャリバンとエアリエルを従わせることに成功した。
ナポリ王アロンゾー、ミラノ大公アントーニオ、ナポリ王子ファーディナントらを
乗せた船が近くを通る時、プロスペローはエアリエルの力を使い、船を難破させる。
ファーディナンドとミランダは出会った時から恋に落る。
キャリバンは漂着したナポリ王の仲間と道下を使い、
プロスペローを殺そうとする。
プロスペローは過去のことを許すことを決意し、
ファーディナントとミランダの結婚式を開く提案をする。
良いように使われていたエアリエルもプロスペローから解放され自由の身になり話は終わる。
感想
最終的にはハッピーエンドで終わる。ただ、紙一重で悲劇になる。
シェイクスピア作品では、悲劇は弁解の余地なく悲劇だけど
喜劇の作品でも全員が報われるわけではない。
陰謀にはめられた人はかわいそうだが、陰謀にはめられた人が
別の人を陰謀にはめていたにもする。
エアリエルは最後にやっと解放されたが、
それまではプロスペローにさんざんこき使われる。
キャリバンは最後になっても、特に変わらない。
シェイクスピア喜劇作品はもやもやしながや読むことが多い。
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