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アテネのタイモン 感想

あらすじ

気前のよく親切なタイモンは友人達に善意でいろいろなプレゼントをし、

宴で料理をふるまったりしていた。

しかし、その裏では家の財政が破綻していた。

家来から支出を抑えるように言われても耳に入らず、気づいたときには借金まみれになっていた。

友人達に援助を申し出るも、手のひらを返し、誰もタイモンを助けようとしない。

タイモンは親しい人たちの裏切りに強いショックを受け、発狂し死んでいく。。

感想

人間のどろどろしたところをこれまでかと書いた作品

シェイクスピアの作品には、二枚舌の人物が多い。

表向きはゴマすりで大げさにお世辞めいたことを並び立て

裏では全く逆のことを言っている。

「人間って嫌だな」と思ったが、(自分も人間だけどね!)

自分勝手な人間だけではない。

アルシバイアティーズはタイモンに同情し、フレヴィアスはタイモンに永遠の忠誠を誓う。

タイモンはそれすら信じられなかったようんだけど

シェイクスピア作品のタイトルについて

暇があったら考えてみる。

「ヴェニスの商人」、「ヴェローナの二紳士」、「ウィンザーの陽気な女房たち」と

「アテネのタイモン」ほかに地名が出てくる作品名はシェイクスピアにはなかったと思う。

地名+名前の「どこどこのだれだれ」という組み合わせ

シェイクスピアは「マクベス」、「ハムレット」のように人物名だけの作品名が多いが

地名+名前の作品は上記4作品だけある。

アテネのタイモンだけ悲劇、それ以外は喜劇。

商人、紳士、女房とタイトルに固有名詞ではなく職業や役割(紳士って職業?)がついている。

固有名詞がタイトルにつくと悲劇になりやすいのかも(ハムレット、マクベス、リア王、オセロー、ロミオとジュリエット、他歴史劇)

シェイクスピア劇のタイトルでの地名と固有名詞について暇があれば考えてみたい。

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