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羅生門 下人はなぜ悪に走ったか

あらすじ

あおぞら文庫

面白かった他サイトのレビュー

『羅生門』は芥川龍之介の文壇的なデビュー作として知られています。高校の教科書にも載っているので、一度は読んだことがあるという人が多いのではないでしょうか。ここではそんな『羅生門』について解説していきます。それではみていきましょう。

感想

面白かった。

人間のエゴ、弱さ、生物としての生存本能など書き方がうまい。

こういう平和な時代だからこそ、生きるために悪に走るということと

悪とわかっていながら悪いことをしてしまう人間の弱さ、

生きるためには悪いことでもできてしまう生物としての人間の強さみたいなものが感じられた。

悪いことだけど、しょうがないよねみたいなという

しょうがないけど悪いことだよねというモヤモヤした消化不良。

自分が下人の立場になったらどうするか、

たぶん下人と同じことをするのではないかな

でも、悪いことはしちゃダメだよねっていうモヤモヤした感じ

あと、本だから文字で読んでいるんだけど、

なんか実際にその場にいるような生々しさみたいな臨場感みたいなものがすごかった

なぜ下人は悪に走ったのか

下人が悪に走った理由、それは悪いことをしている人に会って話を聞いてしまったから。

門を上る前、下人は悪に走る勇気はなく、正義感すらあるように書かれている。

結局、最初から自分ひとりで悪いことを始める人はいない
悪をされる、悪をしている人が回りにいて、「みんなやっているし」

とわかってから人間は悪いことを始める。

人間はよくも悪くも環境に流されやすい生き物。

悪いことでも「あの人もやっているから」ってなれば簡単にできてしまう。

逆に誰もやっていないと何かやりづらい。

良い悪いの価値観はあるが、他人がやっているかいないかで

実行するしないを決めてしまう。

人間が悪いことを始めるきっかけの動き方がすごくリアリティがあるように思う。

羅生門というタイトル

門は世界の境界を意味している。

下人が生きてきた倫理的な世界とこれから生きていくだろう悪の世界

その境界という意味で羅生門 少し安直だけど

人間の運命

雨降っていなかったら、下人は悪人にならなかった?

老婆に出会わなかったら、下人はどうなっていたんだろうか。

さらに言えば、雨降っていなかったら下人は老婆に会っていなかった。

雨が降った→(老婆に会う)→悪人になる。

人間の運命って不思議