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どんぐりと山猫 あらすじ紹介

あらすじ

主人公の一郎宛てに、山猫から裁判をやるので同席してほしいという葉書が届く

かねた一郎さま 九月十九日
あなたは、ごきげんよろしいほで、けっこです。
あした、めんどなさいばんしますから、おいで
んなさい。とびどぐもたないでくなさい。
山ねこ 拝

山猫のところへ行くと、どんぐりたちが誰が一番偉いのかという話でもめ、裁判になっていた。

「いえいえ、だめです、なんといったって頭のとがってるのがいちばんえらいんです。そしてわたしがいちばんとがっています。」
「いいえ、ちがいます。まるいのがえらいのです。いちばんまるいのはわたしです。」
「大きなことだよ。大きなのがいちばんえらいんだよ。わたしがいちばん大きいからわたしがえらいんだよ。」
「そうでないよ。わたしのほうがよほど大きいと、きのうも判事さんがおっしゃったじゃないか。」
「だめだい、そんなこと。せいの高いのだよ。せいの高いことなんだよ。」
しっこのえらいひとだよ。押しっこをしてきめるんだよ。」もうみんな、がやがやがやがや言って、なにがなんだか、まるではちをつっついたようで、わけがわからなくなりました。そこでやまねこが叫びました。

一郎が、この中でまるでなっていない奴が一番と宣言するように山猫に言う

「そんなら、こう言いわたしたらいいでしょう。このなかでいちばんばかで、めちゃくちゃで、まるでなっていないようなのが、いちばんえらいとね。ぼくお説教できいたんです。」

裁判は解決し、山猫からこれからも裁判に来てくれないか頼まれる。

その後、山猫と一郎で葉書の文面に関する話がされる。

「それから、はがきの文句ですが、これからは、用事これありに付き、明日みょうにち出頭すべしと書いてどうでしょう。」
一郎はわらって言いました。
「さあ、なんだか変ですね。そいつだけはやめた方がいいでしょう。」

しかし、その後二度と山猫からの葉書は届かなかった。

出頭すべきと書いても良いと山猫に言えばよかったと

一郎が回想して物語が終わる。

参考URL

【Wikipedia】

Wikipediaは物語りのさわりだけ解説することが多いのですが、

この記事では、もう少し踏み込んで登場人物の分析がされています。